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臨時休業中の子どもたちとつながる先生たち



 数十年に一度と言われる大型の台風が九州に上陸。そして、日本海に抜けたと思いきや、再び新潟県に上陸しました。暴風や強い雨が、朝、登校する児童に直撃するという予報で、本日(20日)、全市の小中学校が臨時休業となりました。

 当校では、万が一に備え、3連休前の金曜日に、タブレット端末を全員(1年生以外)に持ち帰ってもらいました。

 臨時休業の当日、先生たちはタブレット端末をもって各教室に行き、自宅にいる子どもたちとつながり始めました。これまでも臨時休業や学級閉鎖のたびに家庭とつながってきた先生たちです。その経験がここでも発揮されました。次々と画面上に見せる児童の顔に、ほっと一安心です。



 朝の健康観察は学年に応じて様々です。オンラインのビデオ会議システムでつながる学年もあれば、アンケートフォームで健康状況の報告を求めたり、Googleクラスルームで回答を得たりしています。
 そして、健康観察が終わると課題の配信です。Googleクラスルームで先生から子どもたちに課題が発信されます。その課題を読んで子どもたちは一生懸命に取り組みます。ビデオ会議システムの画面の中の子どもたちは、どの子も真面目な表情と態度で学習に向かっていました。出された課題は、終わった後でクラウドに提出してもらい、評価、励ましを行います。
 先生たちの中には、オンライン授業をしているところもありました。先生方のアイデア勝負で活用が進んでいきます。慣れてない先生も居ますが、まずは挑戦です。先生たちも経験を積んで、ぐんと力を付けています。



 突然の臨時休業でしたが、児童に課題を配信して、学びを支えることができました。これまでの先生たちの意欲な取組の成果です。
 そして先生たちは、離れていても、子どもと学びを通してつながり、子どもたちの学びを支援して、学習のリズムを保ったり励ましたりしています。これは、一人一人の学びを保障するアイテム=タブレット端末が配付されているからこそ実現できることです。
 これからも、この端末を有効に活用し、「子どもたちの学びを止めない」「学習のリズムを崩さない」そんな取組を進めていきます。


2022年09月20日